このブログではたびたび世界の占い事情について書いています!
そこで今日は禁断の北朝鮮の占い事情について書いていきたいと思います!そもそも北朝鮮では占いはできるんでしょうか?
ちなみに、韓国や、台湾、そして中国なんかでは占いは盛んです。
正確に言うと占いが生まれたのは中国で、取り締まりや規制があるものの、完全にできないということではない様子。
そこで、北朝鮮の占い事情についてみていきましょう。
秘密警察や大統領は占い頼み。
北朝鮮では「ムダン」などの占い師に頼ることは南北朝鮮では一般的な光景となっていました。
秘密警察も占い頼みです。
北朝鮮でも庶民から「金主(トンジュ)」と呼ばれる新興成金までがいます。
ポピュラーな占いは四柱推命と「トジョンピギョル」?
北朝鮮でポピュラーな占いは「土亭祕訣(トジョンピギョル)」と「四柱推命」といわれています。
ただし、北朝鮮は、ネットなんかも規制が多いので、本でまるきり運勢を占うそう。
「土亭祕訣」とは李氏朝鮮時代の16世紀に書かれた占いの本となっていて、一年の運勢を占ったり、月ごとの運勢が短く説明され、一年の指針として年初に行います。
「四柱推命」は人生全般の運を占うもので日本でも有名ですね。
北朝鮮では、『土亭祕訣』が一冊あれば、『運勢を見てくれ』という人を相手に、金を稼ぐことができたそうで、今では北朝鮮でも「土亭祕訣」を買えるという。
「値段は300元(約4500円)で、コメなら60キロ、トウモロコシならば100キロ以上買うことができる金額」とのこと。
ただし、最近では、パソコンに韓国製の『四柱推命』のプログラムをインストールしている人も多く、デジタル化も進んできています。
北朝鮮で占いは違法なの?
日本国内では占いは自由に出来るし、エンタメの一つとして、本や雑誌にも載ってますよね!
ただし、北朝鮮で占いは違法となっています!
北朝鮮の刑法256条では、カネや物品を受け取って迷信行為を行った者は1年以下の労働鍛錬刑に、罪状の重い者は3年以下の労働教化刑に処すと規定されています。
ただし、北朝鮮の幹部も占いに頼り、国家安全保衛部(以下、保衛部)の捜査官もこっそりと占い師の家を訪ね、犯人を見つけてくれと頼んだりしているなど、矛盾を抱えています。
国民には取り締まりをするものの歴代の指導者も占いを好んでいる。矛盾!
北朝鮮では、このように法律で占いを違法としていますが、実は歴代の指導者も占いを好んだ事実があるそうです。
これはどこで分かるのかというと、重要な大会(行事)がある日を見ると、大部分、吉日に行われているそう。
さらに、金正日の場合は数字の3に執着した。彼が最高人民会議の代議員(国会議員)に選出される選挙区は、333号や666号のように、3と関連する数字にこだわっていたそう。
北朝鮮に占いの館はあるのか・占い師はいるのか?
気になったので、北朝鮮に占いの館はいるのか?占い師がいるのか?をチェックして見ました。
色んなサイトを見て、占いに興味があって北朝鮮でガイドさんに、「占いのお店に行きたい」「占い師はいないのか」と聞いた人はいるそう。
貧乏すぎてそんなものは成立しない、という回答
北朝鮮に占いの館があるのかという疑問ですが、貧乏すぎてそんなものは成立しない!というのが回答だったようです。
北朝鮮のおじいさんやおばあさんはあくまで自宅で趣味でやっていて、占いとして商売にはしていないそう。
これは法律があるからで、それもかなりの昔の話で、出来る人も減っている。
あまり裕福ではないので、遊びための施設がそもそも少ない。
平壌の街には、そもそも、マッサージ店すらなく、マッサージすら成り立たない状態。
なので、占いのお店なんかも、経済的に成り立たないので、論外だそうです。
ということで、規制しようにも、そもそも存在すらほとんどしていない、貧乏な国だから、占い産業が成り立たない、存在していないのだから、規制してもほとんどの人は関係がないということでした。
もしかすると、中国で勉強した人や、家族に教えて貰った人はいるかもしれないですが、数も少ないので、レベルは低いと言えるでしょう。
現在の北朝鮮の占い事情。取り締まりが厳しさを増している。
これまで取り締まりが緩かったのは、北朝鮮の権力者も占いを縋っていたから。
しかし、ここにきて、正恩党委員長にとって非常に都合の悪い噂を流されたりすることもあって、一転して占いの取り締まりが強化されている模様だ。
この都合の悪い噂とは、金正恩氏の寿命が2019年に尽きるという噂だそう。これを流されたのがきっかけで、迷信行為に対して「厳重に処罰しろ」と指示したということです。
占いが消えることはなかったけれど、今は取り締まりをされている状況
「占いは誰でも年に1回は見てもらうものと考える。」「精神的につらいことが多かったり、仕事がうまくいかなったりしたら、占いに頼ろうとする」
ということで、これは北朝鮮も同じだったそう。
金正恩氏の寿命が2019年に尽きるという噂を流されたのがきっかけで、処罰や取り締まりが厳しくなるなんて…。
まとめ 北朝鮮は占いができない国!
このように、北朝鮮は、取り締まりが続いており、占い一つ自由にできない国です。
基本、独裁者のいる国は娯楽がなく占いができません。
日本ではスマホ一本で占いができて、そして雑誌やTVでも占いランキングが手軽に見ることができて、カウンセリングみたいに使って元気を出すことができて、エンタメのように占いを楽しめるとても平和な国であることが分かります。
占いが楽しめるのは平和の証。日本は豊かな国であるということなんですね。
ぜひ参考にしてみてください。