皆さんは猫というと、「黒猫が目の前を通り過ぎると不吉である」というのを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
黒猫は不吉だとかいわれていますが、本当のところどうなのでしょうか?
黒猫について
黒猫については、縁起が悪いという説もありますが、むしろ日本では古来から、幸運を招く動物として親しまれてきたことをご存知でしょうか?
実はこれだけの効果があると言われています♡
・魔除けや幸運の象徴
・結核が治る
・恋煩いにも効果
と主に3つの説があります。
新選組の沖田総司は、この迷信を信じて結核の療養中に黒猫を飼っていたとされています。
ひとつひとつ見ていきますね!
魔除けや幸運の象徴
猫は夜も目がよく利き、暗闇も苦にすることなく、駆け回ることができます。
こういった特徴があるので、特徴から、さまざまな物への『見通しが大変良い』という意味に転じて、魔除けや幸運の象徴なんです。
結核が治る
結核はその昔、不治の病として大変に恐れられてきたのですが、江戸時代には、黒猫を飼うとそんな結核が治るという迷信が生まれていて、新選組の沖田総司は、この迷信を信じて結核の療養中に黒猫を飼っていたとされています。
恋煩いにも効果
元々、結核は恋煩いにも効果があると言われていて、結核が治る=原因である恋煩いにも効験がある、とされていたのです。
幸運・富の象徴
さらには、海外にも目を向けると、中国では古来から「幸運」と「富」の象徴とされ、愛されてきました。
スコットランドやイングランドにおいても、その昔、古代ケルト人が黒猫には不思議な能力が備わっていると考え、人智を超えた予言能力を持っているということで、崇めています。
黒猫をイメージキャラクターにしている企業があるのもそうですし(ヤマトなど)「吾輩は猫である」も元々黒猫がイメージキャラクターだとされています。
黒猫が縁起が悪いといわれた理由ってなに?
では、なぜ幸運の象徴であるはずの黒猫が「縁起が悪い」といわれるようになったのでしょう。
まずは黒猫自体を幸運と見なすことから、黒猫が向こうに行ってしまうことは「幸運が去ってしまう」という意味に捉えられてしまったからです。
こうした理由から、黒猫は「不吉」というイメージに段々と塗り替えられていきました。
幸運の象徴の猫ってどんな猫?
オッドアイの猫
オッドアイとは、両目の瞳の色が異なる事を指しており、日本では「金目銀目」とも呼ばれております。
オッドアイの宝石のような綺麗な瞳は、神秘的で吸い込まれるような美しさがあり、実は先天的な遺伝子異常のひとつとされており、出現率は大変に少ないのです。
カギしっぽの猫
かぎしっぽは、釣り針の様に曲がったしっぽの先に幸運をひっかけてやってくるといわれ、大事にされてきました。
日本では比較的目にする事も多いカギしっぽの猫。
なぜ、幸運なのかというと、実は、日本には『猫又』という妖怪がいるとされてきたんですが、しっぽの長い猫が長生きをするとしっぽが二股に分かれ、猫又になると言い伝えられきました。
なので、短い尾やカギしっぽの猫は猫又にならないということで「幸運」ってなったんですね。
なぜ、猫が縁起がいいの?
猫といえば招き猫、招き猫の由来には諸説がありますよね。
そもそも猫がペットとして庶民のあいだに広まったのは、江戸時代です。
招き猫は商売繁盛の縁起物としてよく知られていますよね。
招き猫の秘密とおすすめカラー!
右手をあげているのは、右手が利き手の人が多いので、利き手を使って仕事をすればお金も入ってくる、という意味合いからなんです。
そして、招き猫色ごとのご利益は次のようにいわれているので、自分が求めている運気の色の招き猫を選びましょう!
・白……開運
・赤……病封じ
・黒……魔除け
・金……金運
・桃……恋愛成就
・緑……学力向上
・青……家内安全
・紫……長寿
そして、これは招き猫だけには限りません。
まとめ
猫は本来、江戸時代からネズミを捕らえてくれることから、人間にとって有益な動物とされ、縁起が良いとされてきました。
黒猫は不吉だとか言われてきましたが、実はそんなことはなくて、利益をもたらしてくれているし、実際に幸運の象徴なんです!
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